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2011年4月 5日 (火)

恐怖か安心か、あなたはどうしたいですか

MSNサイトのサンケイの記事が下段のロバート。ゲール医師の談話です。

毎日、たくさん送られてくるメーリングリストの読者のなかには、今回の原発事故のいろんな情報が送られてくるので不安になってきて、自分がどうしていいのかわからないとか、または安心する情報もあったとかの書き込みを今朝も見かけました。情報を流すひとは、いろいろな立場のひとがありますから放射能の危険さを取り上げて流したり、政府や東電や原発学者の多くは、拡散する放射能の加害度は軽微だということを強調しています。
危険に過敏に対応したい学者や人は、政府や東電がうそばかりついていて、本当はとっても危険なんだと弾劾の口ぶりです。どちらを信用したらいいのか、普通の市民はゆさぶられるばかりで、さてどうしたらいいか、不安になるのはもっとです。

危険なものはないほうがいいのはいうまでもありませんが、なくては困る危険なものもいっぱいあります。飛行機も落ちる可能性があるので危険なもの。鉄道も脱線したら危険で数年前の尼崎のJRの大事故などをみれば危険きわまりないです。

自動車もきわめて危険なもので、世界中では毎年130万人ものひとが自動車による交通事故で命を落とします。中国では交通事故によって死者年間9万人で世界一、津波どころではないですね。日本は8千人ほど。

でも、飛行機の廃止、鉄道の廃止、自動車の廃止を主張するひとはいないです。

地震と原発の関係から、原発は地震で事故が起きたら危険だということは、従来からわかっていて多くのひとがそれを懸念して、建設の前段階から反対運動が展開されてきた歴史があります。しかし原発建設地の地元の人たちは、絶対安全なのが原発というものだと根気よく建設を推進する電力会社から説得されて、金をつかまされ、仕事もろくにない地域の町おこしになるからなどということで建設をOKしてしまったのです。

政府が参議院でヨルダンとの原子力協定案につい先日賛成多数で可決しましたが、アメリカも原発はこれからも推進するとオバマ大統領もいい、日本の政府もまだ数カ所の建設が必要だと、この事故の最中にいっています。事故さへ起こさなければ安全でエコな発電システムなのか。

原発事故が起きれば、地球上の空気は世界にひとつの存在で、国境のような線を引くことができませんから、風に乗って、海流に乗って世界中に広がる、このことが原発の危険の大きさで、飛行機が一機落ちたのとのは意味が違います。飛行機はその事故機に乗り合わしさへしなければ安全で他人事です。

地球という人間の乗っている乗り物自体を危うくするのが原発です。いま外国人は日本から逃げ出し、旅行をキャンセルして日本から離れていれば安全だと思っているのかも知れないですが、そう思うひとには、私は地球から逃げださないとだめだよと忠告しておきます。私はどこへも逃げようなんて思いません。面倒です。マスクをつけるのも大嫌いです。

津波には遭遇したくありませんが、逃げられないものから逃げようとあがいたりはしません。東洋には君子危うきに近寄らず、ということばありますが、危うしとおもっても逃げ切れないようなものから、逃げる努力を試みるのは君子のすることではないですね。

今回の原発事故で、汚染された土地で生きなければならない日本人ですが、何十万というひとがすぐに癌になるわけではなく、自分だけが安全だと思うところへ逃げだして生活できるだけの資金のある人は逃げ出されるのは自由ですが、ほとんどのひとはそこを離れたら生きられなくなる人々です。

いま日本では年間30万人ほどのひとが癌で死んでいきますが、この数値が来年いきなり40万にも増えたら原発事故の所為だと疑えますが、一万人増えるぐらいなら、それは普通の増え方で、食や生活習慣の悪い日本人の普通の姿です。

私は原発は反対ですが、増やしたいひとが圧倒的多数であれば、民主的な決定なんでしょうね。考え方の違いですから、私なりの生活をこの場で営んでいくしかありません。恐いのは震災から立ちあがるために、みんなで心を一つにして、などというキャンペーンから考え方までマインドコントロールされることです。日本人は風評被害を受けやすい自立していない民族ですから、他人の口や目を見て暮らしがちです。

KY・空気読めないではなく、空気読みすぎかも知れないです。津波にあって被害を受けたひとは苦しむのは当たり前のこと。見ているひとも見るに忍びないので支援はしますが、かといって被害を受けなかった西日本の人々が、電気を消して節約して同様の苦しみを味わえなんてことは、だれも言う権利はありません。TVでも無駄なものは買うななんてキャンペーンしていますが、みんながそうなれば不景気をいや増すばかりです。

情報にいちいち敏感に反応するようなことはやめて、自分で冷静に自分の生活でできることとできないことを見極め、人類の意識が進化して、恒久な平和、安心してだれも暮らせる地球になることを夢みて、明るく毎日を生きることが大切です。

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MSサイトサンケイ記事 2011.3.29 19:55

「私なら避難圏内でもとどまる」チェルノブイリ治療のロバート・ゲール医師

 福島第1原発の事故を知り、21日に来日した。1986年のチェルノブイリ原発事故で被曝治療に当たった経験を役立ててもらいたいと思ったからだ。26日には福島原発の半径20キロ圏内で避難指示が出されている楢葉(ならは)町で、原発作業員の健康モニターを行っている医師と意見交換した。

 日本は20キロ圏内に避難指示を出している。米国は80キロ圏内の米国人に避難を勧告した。米国は過剰反応すぎる。

 一口に避難といっても大変だ。たとえば60歳や70歳といった年齢で、住み慣れた家を離れて避難所生活を送ったり、知らない土地に移ったりする。これは、高い濃度の放射性物質にさらされる恐れがある地域に住み続けるより、健康被害のリスクを上昇させることになるだろう。

 現時点で、高濃度の放射性ヨウ素にさらされた場合、リスクはがんの発症率が上がることだ。私は65歳だ。若くはない。もし私が避難・退避圏内に住んでいたとしても、住み続ける方を選択するだろう。
 現在、情報が過多で国民を混乱させていないか。水1リットル当たりヨウ素300ベクレルが測定されたとする。基準(大人300ベクレル)以下でなければならないとされるが、この水をたとえ1日5リットル、1カ月飲み続けたとしても健康被害はない。それなのに刻一刻測定し、「基準以上」「以下だった」と発表するのはどうか。どのように情報を発信するかは大切なことだろう。

 避難・退避圏外でも基準値以上の放射性セシウムやヨウ素が検出されているが、チェルノブイリ事故でも同様のことが起こった。そのとき、英政府は検出された地方の羊肉の流通を止めて対処した。風の流れで、福島でもこうした地域は出るだろうが、住めなくなることは意味しない。生産規制などの対応をとればよい。

 被爆国日本は放射性物質にとても敏感で、基準は世界的にみても厳しい。だけど、敏感すぎて、差別が起こるようなことになってはならない。(談)

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参考資料 

1999年9月30日、茨城東海村で発生した核燃料加工施設での臨界被爆事故

中国新聞連載の  被曝と人間 

http://www.chugoku-np.co.jp/abom/00abom/ningen/index.html

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コメント


私もマスクもつける気しません。

先生のように 上手に文章が書けませんが、、、

私が書かなくても、全部書いてあってよかった。

ちゃくらさん、コメントありがとう。

           ( ̄ー ̄)ニヤリ

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