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2012年5月 5日 (土)

天香具山の竹 しぬ で

いつも大和路を車で走りながらいろんな山や古墳や遺跡を横目に眺めながら通り過ぎてしまうばかりでなかなか行ってみるということをあまりしない。

天香具山には明日香村から桜井市へと越えていく一本の道路があって、新緑が美しくそこが万葉の森といわれて公園になっていることは知っていたが、先日初めて車をとめて山へ入ってみた。最初に目についたのが大きく育った新緑のユリノキだった。写真にはユリノキの精かとおもわれる緑色の飛翔するものが写っている。

 森のなかだからか、樹勢が上へ向かっていて、低いところには枝がなく、てっぺんに淡い緑の葉が覆っている。ここのユリノキは花が見当たらない。森のなかで日当りがわるいからかもしれない。

Yurinoki_2

天香具山は高さは152米しかないが、木は大きく育っていて堂々たる山で、車で通り過ぎながら眺めているだけではこのスケールの大きさはわからない。

山頂には神社、国常立神社(くにとこたち)がある。
この神社へ向かう途中に数本の竹が生えていて、この竹の前に竹の名前が しぬ という名前だという解説と、万葉集の歌が小さな板に書いてあった。

我が屋戸の五十笹(いささ)群竹吹く風の音のかそけきこの夕へかも 19-4591

Shinu

この しぬ という名のここに群生していた竹は多分枯れてしまったので切られてしまったらしく、切られたしぬがいっぱい無造作に積み上げられてあり、その横に生き残っている しぬ がばらばらとさびしく生き残っているのかと思う。

しぬという名の枯竹を拾いきて笛を作らん天香久山  宥厳

この短歌がそのときの感想。

枯れた しぬ を一本拾ってきて笛を作ってみたのが以下の写真。やや太い竹だがしっかりした硬さの肉厚の竹で、いい音色がでる。

今度東光寺へ来られたらお見せしよう。

 

Photo

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