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2012年7月28日 (土)

amazonで買う「戦争と平和」の岩波文庫本のこと

 ロシア文学というのは、ときどき引き返して読んでみたくなる。引き返してというのは若いときに読んでいても、読んだという事実はあるが、内容はあらかた飛んでしまって、読んだ当時の感銘の記憶ぐらいしか思い出せなかったりするから、今頃またひっぱりだして再読してみたくなるからだ。

 ドストエーフスキーは米川正夫訳の全集を持っていて、もう半世紀も昔に購入したものだが、そろって書棚に並んでほこりをかぶっている。去年はカラマーゾフの兄弟を再読したのだが、この米川正夫訳は持ち歩くには重くて大きいので、新しい翻訳の文庫本を購入して読んだ。

 戦争と平和も、トルストイアンの北御門二郎訳の三部作をもって読んでいるが、やや翻訳に気になるところなどがあるし、本も大きいので、これも文庫本の新訳のものを購入して、再読する気になって、amazonで検索した。

 岩波文庫には、現在米川正夫訳と藤沼章訳の二種類があり、ブックレビューを読んでみて藤沼訳を購入しようと、amazonの古書でそろえることにした。6冊本だが、各巻をばらばらに購入すれば、定価の半額以下で揃えられるわけである。

 購入のリストでは、藤沼訳の古書がずらりとあって、値段もまちまちであるが、古書の文庫本は値段が1円だったりするものも多い。これはamazonが古書の送料を250と決めているので、一円の本は251円で送られてくる。古書店はクロネコメール便だと送料が80円以下だし、ゆうメールでも70円以下の送料で送れるので、送料の差額で稼ぐ仕組みになっている。
 1円本は251円ー送料実費だから、170円は利益があがるわけである。

 さて今回6冊注文したところ、さっそく別々の古本屋から本が届き始めたが、一巻から4巻まで、藤沼訳ではなくて、米川正夫訳の本を送ってきた。

 amazonの購入履歴から、書店にクレームをつけたのはいうまでもないが、即刻、返金手続きをしますという返事で、間違って送った本は、返品しないで処分してくださいということであった。まだ未着の巻が二巻あるが、これも間違ったのがとどくかも知れない。

 戦争と平和の岩波文庫版は米川正夫訳が有名だろうが、amazonの販売リストの藤沼章訳のところに、これをリストアップして、同封の商品の詳細というところに記載した翻訳者と全く違う翻訳者の本を平気で送って来るこのずさんさは、本屋なんかではなくて、たんなる通販業者というものである。

 あきれてものがいえない感じだが、あと2冊間違って送ってくれば米川正夫訳が揃うことになり、これは揃えてしまうのが、本に対する敬意というものではなかろうか。

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